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ひそかなブーム!須賀川牡丹園で「狛犬めぐり」

2020.03.12

紹介記事

近年、ひそかなブームをじわじわと巻き起こしている「狛犬めぐり」・・・
お参りやお祭りで神社に訪れた際、皆さんも1度は目にしたことがありますよね。
その造形はさまざまで、思わず微笑んでしまうユニークなものや、
造り手の石工による情熱と技が映し出されているものなど、各地神社の護り神としてひっそりとたたずんでいます。
旅先や地元の神社でふと出会った狛犬たちを、ひとつひとつじっくりみていると、
いつのまにやら、その長い時を経た魅力に引き込まれてしまっています。

今回ご紹介するのは、国指定名勝でもある「須賀川牡丹園」内にある狛犬たち
明治時代に活躍した石造彫刻家である小松寅吉によって制作された作品が園内に置かれています。
小松寅吉の卓越した技術は、福島県南部で活躍した同時代およびその次の世代の石工たちに大きな衝撃を与えるほど。
狛犬(獅子像)彫刻を芸術にまで高めた名工の技は、一番弟子の小林和平をはじめ代々継承されています。

茅葺屋根の牡丹園正門をくぐり、空へ向かって高く伸びる松林を抜けてまっすぐ、売店をすぎ、
ほどなくすると右手に昭和天皇御製碑が見えてきます。
その花壇の足元に目を向けると、そこには小松寅吉作のとても大きな一対の狛犬たち(その姿から唐獅子・獅子像ともいわれるそうです)。
台座の上ではなく直に地面に立つ姿、精悍で迫力のある表情、ダイナミックなバランスや渦巻く毛並みの造形美が見事です。

そしてそのまま左奥手へ、しんとした静謐な空間の中にあるのが、須賀川牡丹園の氏神である八幡神社です。
年月を感じる木製の鳥居をくぐるとお目見えするのが、小さめで丸みを帯びたディティールが印象的な狛犬ひとつ。
園内のいちばん奥手にあるひっそりとした立地なので、静閑で黙々とした狛犬の存在を感じることができます。

八幡神社を背に、牡丹の国指定圃場を抜け、幹の直径が2mもあり樹齢数百年といわれる大ケヤキを横目に進むと現れるのが、
天宇受売命(あめのうずめのみこと)と鶏の石像です。
こちらの作品も、須賀川牡丹園の基礎を作った元園主・柳沼源太郎が小松寅吉に制作させたといわれています。
ちいさな池のほとりにひそむ石像たちは、まるで神話の世界に入り込んだような空間を作り出しています。

他にも園出入口にある花壇では大きな狛犬が来園者のお出迎え・お見送りをしています。

これから5月上旬の牡丹の見頃に向けて、園内は緑が増えあざやかに彩られます。
木々や花々・鳥や虫たちもよろこぶ春、ゆったり散策するには最適な季節を迎えます。
ぜひみなさんも積年の足跡が残る須賀川牡丹園で、表情豊かな狛犬の魅力に触れてみてくださいね!

須賀川牡丹園
〒962-0815 福島県須賀川市牡丹園80-1
【電話】0248-73-2422
【営業時間】8:30-17:00
【HP】http://www.botan.or.jp/

【当HP・須賀川牡丹園紹介ページ】http://www.sukagawa-kankoukyoukai.jp/Look/page04.html